【PR】
目次
ミャンマーにおけるVPNの利用規制を踏まえたうえでのおすすめの日本のVPN
はじめに

ミャンマーの現政権は2025年1月1日に「サイバーセキュリティー法」を施行しました。VPNを利用しただけでは、処罰はされないように見受けられますが、現地でのVPNの利用は注意してください。
– 違法にVPNやオンライン賭博のサービスを提供した人や、オンラインで不適切な情報を流した人に罰則が科せられます。
-許可なしでVPNを提供した場合は、最長6カ月の禁錮刑や約50万円の罰金が科され、不適切な情報を提供・転送・送付・販売した場合も同様の罰則があります。
-違法なオンライン賭博を運営した場合には、最長1年の禁錮刑や約100万円の罰金が科されます。
-在外ミャンマー人や外国人も対象です。
今日は、ミャンマーでのVPNの利用状況と規制についてお話しします。ミャンマーでは、2011年の民政移管を前後して、インターネットの利用が急速に広がっていましたが、2021年のクーデター以降、政府によるインターネット規制が益々、強化され、情報アクセスが制限されています。

結論から言えば、現状、ミャンマーでは、VPNを無理に利用しないのが、無難と思っています。2021年の政変後は、VPNの利用にかなり注意が必要なので、リスクを踏まえての利用を検討してください。
VPNとは?
以下に簡単に説明しましたが、もう少し詳しく知りたいという方は、Cozyの以下のページも参照ください!
VPNの基本概念とその重要性
まず、VPN(Virtual Private Network)について簡単に説明します。VPNは、インターネット上でプライバシーとセキュリティを確保するための技術です。例えば、カフェのWi-Fiを使うときに、個人情報が漏れるのを防ぐためにVPNを使うと安心です。
VPNの仕組みと利用方法
VPNは、あなたのデバイスとVPNサーバーの間に暗号化されたトンネルを作ります。このトンネルを通じてデータが送受信されるので、外部からのアクセスが難しくなります。使い方も簡単で、専用のアプリをインストールして、接続したいサーバーを選ぶだけです。例えば、海外のドラマを見たいときにもVPNが役立ちます。
ミャンマーにおけるVPNの利用状況

初めてミャンマーを訪れたのは2002年で、当時も軍事政権でした。2011年過ぎまでは、携帯も含めた通信事情が脆弱(ネットはダイヤルアップ主体で当初はYahooやGoogleのトップページもブロックされていました)、かつ非常に高価でした。年々、状況が良くなっていったのですが、2021年の政変後は、インターネットやVPNの利用にかなり注意が必要なのがミャンマー経験者としては、少し残念です。
現地でのVPN利用の背景
ミャンマーでは、従来から政府がインターネットや通信に関して監視していて、特定のウェブサイトやSNSがブロックされることがよくあります。2011年の民政移管後は、それでもかなり利用や規制が実態としては緩和されていましたが、2021年のクーデター後、FacebookやTwitterがブロックされたとき、多くの人がVPNを使ってアクセスしていました。
VPN利用者の増加とその理由
ミャンマーでVPNを使う人は増えています。その理由は、政府の検閲を避けて自由に情報を得るためや、自らの意見を発信するためです。
- 情報の自由なアクセスと発信: クーデター後、政府は多くのニュースサイトやSNSをブロックしました。これに対抗するため、市民はVPNを利用して外部の情報にアクセスしたり発信しています。ジャーナリストや活動家が政府の監視を避けるためにVPNを使うことも多いです。
- プライバシー保護: 政府の監視が強化される中で、個人のプライバシーを守るためにVPNの利用が増えています。特に、反政府活動に関わる人々は、自分の活動が追跡されないようにVPNを使用しています。
- ビジネスの継続: 多くの企業が安全にデータをやり取りするためにVPNを利用しています。特に、国際的な取引を行う企業は、政府の規制を回避してビジネスを続けるためにVPNを活用しているようです。

Cozyのミャンマーでの知り合いの多くが、SNSで現政権に批判的な意見をポストしています。身の安全は大丈夫なのかと問うたら、VPNを経由して発信しているので大丈夫という答えが返ってきましたが、今後も大丈夫であることを願っています。
ミャンマーにおけるVPN利用規制
政府によるインターネット規制の概要
ミャンマー政府は、インターネットの利用を厳しく監視し、特定のウェブサイトやアプリをブロックしています。例えば、政治的な内容を含むサイトやSNSが規制の対象になります。
VPN利用に関する法律と規制
ミャンマーでは、VPNの利用が違法とされることがあります。政府は、VPNを使って規制を回避する行為を取り締まっていて、違反者には罰金や懲役刑が科されることがあります。例えば、2021年のクーデター後、VPNを使っていた人が逮捕される事例もありました。
以下に、ミャンマーのインターネットやVPN利用の規制や制限に関わる法律の名称、成立年等をまとめました。

規制や関連する法律は、流動的かつ各種変更が行われているので、VPNを利用する時は、最新の情報や状況を確認の上で利用することがリスクを軽減出来ると思います。
ミャンマーのインターネットやVPN利用に関する法律
- サイバーセキュリティ法(Cyber Security Law)
-
- 成立年: 2022年1月13日(改訂版)
- 概要: ミャンマーの運輸通信省(MOTC)が発表したこの法律は、VPNの使用を禁止しています。違反者には罰金や懲役刑が科される可能性があります。
-
- インターネット法案(Proposed Internet Bill)
-
- 成立年: 2022年(提案)
- 概要: この法案が成立すれば、VPNの使用が禁止され、違反者には最大3年間の懲役刑と最大500万チャット(約2800米ドル)の罰金が科されることになります。
-
- VPN禁止令(VPN Ban)
-
- 成立年: 2024年(提案)
- 概要: ミャンマーの軍事政権(タットマドー)が提案したこの禁止令は、VPNの使用を全面的に禁止し、違反者には最大3年間の懲役刑と最大2800米ドルの罰金が科されることになります。
-
これらの法律や提案は、ミャンマーにおけるインターネットの自由と情報アクセスに大きな影響を与えています。VPNの利用が厳しく制限されることで、情報の自由な流通やプライバシー保護が困難になる可能性があります。
規制の影響とリスク
VPNを使っていることが発覚すると、法的なリスクを負うことになります。例えば、政府がVPN利用者を特定して罰則を科すことがあります。

各種規制も、外国人・外国企業よりは、ミャンマー人に対して厳しく適用している傾向があるようです。ただし、外国人とはいえ、ミャンマーでVPNを使うときは、なるべく利用しないのが一番ですが、もし利用するのであれば、信頼できるサービスを選んで慎重に行動することが大切です。
ミャンマーでおすすめの日本のVPN
次に、ミャンマーにおける、お勧めのVPNサービスを紹介します。

2021年の政変後は、自分もミャンマーに行けていないので、あくまでも過去の状況やその他の国での事例を踏まえての個人的なお勧めです。
現在のミャンマーの状況からすれば、短期出張・旅行等なら、無理にVPN使用をしない方が、リスク管理からの観点から無難かと思っています。
運営会社が日本にあって、サポートも基本日本語で受けられるおすすめVPN3選
海外出張で、VPNを使おうとしている方なら、日常の英会話や、自分のビジネスに関係する英語は問題ないという人が多いと思います。一方で、普段使わない、もしくは慣れない分野(用語)において英語でのコミュニケーションはしんどいとか大変なこともあるかと思います。
なにかと忙しい出張時に、あまり造詣が深くないVPNについては、何かあった時には、極力、日本語で対応したいという方には、日本の会社が運営しているVPNの利用がおすすめです。
- MillenVPN
(もし自分の書いたレビュー記事に関心があれば、こちらへ) - スイカVPN
(もし自分の書いたレビュー記事に関心があれば、こちらへ) - セカイVPN
(もし自分の書いたレビュー記事に関心があれば、こちらへ)
日本運営のVPNおすすめ3選の比較
| VPN | MillenVPN | スイカVPN | セカイVPN |
|---|---|---|---|
|
サーバー設置国数/設置数 |
53か国」/ |
45か国/ |
10か国/ |
|
月額料金 |
360円~ |
878円~ |
1,100円~ |
|
無料体験 |
30日返金保証 |
30日~ |
最大2カ月 |
|
対応デバイス |
Windows、macOS、Android、iOS、Amazon等 |
Windows、macOS、Android、iOS等 |
Windows、macOS、Android、iOS、ChromeOS、Amazon等 |
|
接続デバイス数 |
10台 |
50台 |
3台 |
|
ノーログポリシー |
あり |
なし |
なし |
|
サポート |
メール |
メール |
メール |
まとめ
ミャンマーでは、インターネット規制が厳しい中で、VPNは情報アクセスを確保するための重要なツールです。この記事では、ミャンマーにおけるVPNの利用状況と規制について解説し、日本のVPNサービスの中からおすすめのものを紹介しました。
現状、ミャンマーでは、VPNを使わないことが、各種リスクの軽減につながりますが、もし、VPNを使うときは、セキュリティ、接続速度、使いやすさなどを考慮して選ぶことが大切です。また、現政権を批判するような内容の投稿や、このようなサイト閲覧も極力避けるべきです。
今後もインターネット規制が続く可能性があるので、VPNを利用するにしても、信頼性の高いVPNサービスを利用することが求められます。

現地に長く住んでいる日本人の知り合いからは、以下のようなことを言われましたが、これが、現状、リーズナブルな考えと対応なのかもしれません。
「少し前までは、電話も、ネットも繋がらないか、繋がってもほとんど使えない状況が長く続いていたことを考えれば、仕事とか生活で極端に困らない限り、無理にVPNを利用することはない。ミャンマーに住み続けるなら、なおさら。」






コメント